
キャラクター設定の作り方 名前・話し方・口ぐせをことばで決めるコツ
更新:2026-10-16
小説やまんが、ゲーム、TRPGのキャラクターを作るとき、「設定は考えたのに、なんだか印象に残らない」と感じることはありませんか。キャラクターの印象は、性格や見た目の設定だけでなく、名前や話し方、口ぐせといった「ことば」で大きく変わります。
このコラムでは、キャラクター設定を「ことば」から作っていくコツを紹介します。名前、話し方、表情、得意なことの4つに分けて、それぞれの決め方と、ことば探しに使えるページを紹介します。
まずは「ひと言でいうとどんな人か」を決める
設定を作りはじめる前に、キャラクターを「ひと言」で表してみましょう。「無口だけど仲間思いの剣士」「物知りでおしゃべりな案内役」のように、ひと言で言えると、名前や話し方を選ぶときの軸になります。
反対に、設定をたくさん書いても、このひと言が決まっていないと、名前と話し方がちぐはぐになりがちです。迷ったときは、このひと言にもどって考えると、選ぶことばが自然にしぼられていきます。
名前は「響き」と「漢字」で性格を伝える
名前は、読者が最初に出会うキャラクターの情報です。名前の響きと漢字には、それぞれイメージがあります。濁った音の多い名前は力強く、やわらかい音の多い名前はやさしい印象になりやすく、画数の多い漢字は重厚で古風な雰囲気になりやすい、といった具合です。
炎を使うキャラクターに「焔」の字を入れる、静かな性格のキャラクターに「凪」の字を使うなど、漢字に役割を込めておくと、名前とキャラクターのつながりが生まれます。名前に使える字はかっこいい漢字一文字、名前そのものはかっこいい名前で探せます。苗字と名前をまとめて決めたいときは、名前ガチャで組み合わせてみるのもおすすめです。
少し読みにくい漢字を名前に使うと、印象に残りやすくなります。ただし、読者が読めないままだと覚えてもらえません。はじめて出てくるところでふりがなをつけるなど、読み方が伝わる工夫をしておきましょう。難しい漢字の読み方や意味は、「むずかしい漢字図鑑」で確かめられます。
むずかしい漢字図鑑海豚(いるか)・蜻蛉(とんぼ)・薔薇(ばら)など、読めたらすごい難しい漢字を3,000問以上集めたクイズ図鑑サイト。動物・魚・植物・国名・送り仮名などテーマ別に、読み方と意味・由来の一言を確かめられます。画数の多い漢字や国字のランキングもあり、名前や作品に使う漢字を探すときのヒントにもなります。
話し方は、出身地と一人称で決まる
同じセリフでも、話し方が変わるだけで別の人物に聞こえます。とくに効果が大きいのが、一人称と、出身地の言葉(方言)です。「拙者」と言えば武士のような人物、「儂(わし)」と言えば年配の師匠のような人物が思い浮かびます。一人称は一人称一覧で探せます。
出身地を決めて、その土地の言葉を少しだけ話させるのも効果的です。「〜ぜよ」なら高知、「〜どす」なら京都というように、語尾ひとつで人物の背景が伝わります。ただ、方言を大げさに使うと、その土地の人には不自然に聞こえることもあります。意味や使う場面を確かめてから使いましょう。セリフ全体の言葉選びは、セリフ・台本のことばの選び方のコラムでもくわしく紹介しています。
全国の方言は、「ほうげん図鑑」で県ごとに探せます。意味と例文がのっているので、キャラクターのセリフに自然に取り入れられます。
ほうげん図鑑47都道府県の方言を、意味・例文・出典つきで集めた図鑑サイト。なまら・めんこい・おおきに・ばってんなど約3万語を県ごとに五十音で引けるほか、「ありがとう」を全国の言い方で比べるページや、標準語を方言に変える変換ツール、方言クイズもあります。物語のキャラクターに地方のことばを話させたいときにも役立ちます。
表情や口ぐせは、文字でも描ける
キャラクターの表情は、絵がなくても文字で伝えられます。地の文で「眉をひそめた」と書くほか、チャット形式の小説や、SNSでキャラクターになりきって投稿するときには、顔文字が表情の代わりになります。いつも同じ顔文字を使うキャラクター、気分によって顔文字が変わるキャラクターなど、顔文字そのものを口ぐせのように使うのもひとつの工夫です。
キャラクターに合う顔文字は、「かおもじ図鑑」で気持ちや場面ごとに探せます。泣く・笑う・照れるなど、表情の細かいちがいを描き分けたいときに便利です。
かおもじ図鑑泣く・笑う・ありがとう・ねこなど、気持ちや場面ごとに顔文字を集めた図鑑サイト。かわいい顔文字から平成のなつかしい顔文字、特殊文字を使ったおしゃれな飾りまで、タップするだけでコピーできます。顔文字の意味や出し方のコラムもあり、メッセージやSNSに気持ちをそえたいときに役立ちます。
得意なことと知識で、深みを出す
キャラクターに「得意なこと」を持たせると、物語の中で活躍する場面が作りやすくなります。たとえば物知りなキャラクターなら、会話の中でちょっとした雑学を話させると、それだけで人物像がはっきりします。ただし、知識が間違っていると、物知りのはずのキャラクターの説得力がなくなってしまいます。作中で使う知識は、事前に確かめておきましょう。
雑学や一般常識のネタ探しには、「クイズ図鑑」が使えます。全問に答えと解説がついているので、キャラクターに話させる知識を確かめながら探せます。
クイズ図鑑一般常識・雑学・ひっかけ・○×・国旗・動物など、5,500問以上のクイズを集めた図鑑サイト。ことわざクイズや略語クイズもあり、全問に答えと解説がついているので、ことばの意味や正式名称を確かめながら遊べます。早押しタイムアタックや印刷できるテスト、大画面でみんなで遊べるクイズ大会モードもあり、登録なし・無料で使えます。
決めたことは「設定表」にまとめておく
決めたことは、次のような表にまとめておくと、書いている途中で話し方がぶれにくくなります。
| 項目 | 例 |
|---|---|
| ひと言でいうと | 無口だけど仲間思いの剣士 |
| 名前と読み方 | 名前の漢字と、その字にこめた意味 |
| 一人称・語尾 | 「拙者」「〜でござる」など |
| 出身地・方言 | どこの言葉を、どのくらい話すか |
| 口ぐせ・よく使う表情 | 決まり文句や、よく使う顔文字 |
| 得意なこと | 剣術・料理・雑学など |
まとめ
キャラクター設定は、「ひと言でいうとどんな人か」を決めて、名前・話し方・表情・得意なことを、ことばで形にしていく作業です。名前の響きと漢字、一人称と方言、口ぐせや顔文字。どれか1つを変えるだけでも、キャラクターの印象はがらりと変わります。気になるところから、ことばを選んでみてください。
よくある質問
キャラクターの名前はどうやって決めればいいですか?
先にキャラクターを「ひと言でいうとどんな人か」で決めてから、響きと漢字のイメージが合う名前を選ぶと決めやすくなります。読みにくい漢字を使うときは、ふりがなで読み方を伝えましょう。
キャラクターに方言を話させるときの注意は?
意味と使う場面を確かめ、大げさにしすぎないことが大切です。語尾や決まった言い回しを少し入れるだけでも、出身地の雰囲気は十分に伝わります。
画数の多い漢字ランキング 日本一・世界一から常用漢字・小学校の漢字まで画数の多い漢字をランキングで紹介。日本一は84画の「たいと」、辞書の最多は「龍」4つの64画、常用漢字は「鬱」29画、小学校は「議・競・護」…
名前・苗字によく使う旧字体一覧 新字体との対応表と画数寿→壽、桜→櫻、沢→澤など、名前・苗字によく使う旧字体77字と異体字9字を新字体との対応表で紹介。画数、子どもの名前に使えるか、出し方、姓名…